【沖縄・北部】車なし一人旅のはずが奇跡の連続!4泊5日の絶景&スピリチュアル体験記

旅ノート

「夏の太陽と青い海に癒やされたい!」 そんな思いに突き動かされ、9年前の2016年7月、私は一人沖縄へと飛び立ちました。

目的地は、沖縄本島の中でも手付かずの自然が残る「北部エリア」。 実は、交通の便があまり良くない北部での一人旅は、予想外のピンチと、それを救ってくれた不思議なご縁の連続でした。

「車がないと北部の観光は無理?」 「美ら海水族館の周辺以外に、おすすめのスポットはある?」

そんな疑問に応えつつ、今では見ることのできない火災前の首里城や、古宇利島の絶景、そして大石林山で感じた不思議な体験まで。総額129,928円で楽しんだ、思い出深い4泊5日の沖縄旅を詳しくご紹介します。

静寂に包まれた「ハイビス・リゾート」

今回の旅の拠点は、北部にあるペンション「ハイビス・リゾート」。 観光客で賑わう南部とは違い、静かでゆったりとした時間が流れる場所を選びました。

ペンションでの朝食

空港からはバスを乗り継ぎ、最後はオーナーさんに迎えに来ていただくという、のんびりしたスタート。ここでいただいた朝食の美味しさと、窓からの景色や穏やかな風は今でも忘れられません。

定番から歴史まで!北部・周辺観光

翌日はオーナーさんのご厚意で観光地まで送っていただき、主要なスポットを巡りました。

  • 備瀬のフクギ並木: 防風林に囲まれた小道は、夏の暑さを忘れさせてくれるほど爽やか。沖縄らしい風景に心が踊ります。
  • 美ら海水族館: 巨大なジンベイザメの迫力は圧巻!海洋博公園の植物園や、三線を体験した「おきなわ郷土村」も1日中楽しめる充実のスポットでした。

【奇跡】居酒屋での出会いが生んだ「4,000円のレンタカー」

実は今回、北部の移動手段を深く考えずに来てしまった私。オーナーさんからも「ここは車がないとどうにもならないよ」と言われ、焦っていました。

そんな時、ふらりと入った居酒屋で奇跡が起きました。 なんと、店主が「以前の職場の親戚」だと判明!しかも、本来は定休日なのにたまたまお店を開けていたというのです。

このご縁から、地元の方が利用する個人経営のレンタカー屋さんを紹介してもらい、1日4,000円という破格で車を借りることができました。

「移動手段がない!」という絶望から一転、人のご縁で車を借りることができた私は、3日目から一気に行動範囲を広げました。

旅を救ってくれた相棒。この車のおかげで、私の旅は一気に広がりました。

私は偶然の出会いに救われましたが、本来、沖縄北部は車がないと詰んでしまいます(笑)。これから行く方は、空港でレンタカーを借りるか、バスの時間を綿密に調べることを強くおすすめします!

レンタカーで往復2時間の首里城ドライブ

車を手に入れてまず向かったのは、那覇市にある首里城です。北部の拠点からは車で片道約1時間。バスではなかなか難しい移動も、車なら快適なドライブです。

2016年、火災前の首里城。琉球王国の歴史を感じる鮮やかな朱色が印象的でした。

今となっては火災前の姿は非常に貴重です。あの時、不思議なご縁で車を借りることができ、首里城を観光できたのは、まさに運命だったと感じています。

絶景の今帰仁、古宇利島と、大石林山での不思議な体験

今帰仁城跡(なきじんじょうし)

ペンションから車で10分くらいのところにある今帰仁城跡。そこから眺めるエメラルドグリーンの海。外国人観光客が「So Beautiful…」と漏らしたのも納得の、穏やかで美しい空間です。

地球を走る感覚「古宇利(こうり)大橋」

古宇利島へ渡る橋を走っている時、あまりの海の青さに「地球の上を走っている」ような錯覚に陥りました。グラデーションになった青い海は、言葉を失うほどの美しさです。

この青い海は想像を絶する美しさ

キジムナーの気配?「大石林山(だいせきりんざん)」

最北端の辺戸岬のすぐ近くにある大石林山では、不思議な体験をしました。 巨大なガジュマルの下を通る時、突然、周囲に誰もいないのにガヤガヤとした人の気配と、大きな風の音が聞こえたのです。

「もしかして、沖縄の精霊・キジムナーがいたのかな?」 そう思えるほど、そこには神秘的な空気が流れていました。

精霊が宿る木

4泊5日の旅の記録(2016年7月)

旅の総費用:129,928円(飛行機・宿泊・レンタカー・観光費込)

スポット当時の料金(参考)現在の料金(2025年)
美ら海水族館1,850円2,180円
今帰仁城跡400円600円
首里城820円(火災前・往時の姿)(復元展示中

沖縄北部を一人旅する方への3つのアドバイス

今回の4泊5日の旅を通して感じた、沖縄北部(やんばる)を満喫するためのポイントをまとめます。

  1. 移動手段は「レンタカー」を強く推奨! 私は居酒屋での奇跡的なご縁に救われましたが、本来、北部エリアはバスの便が非常に限られています。自由に行きたい場所を巡るなら、那覇空港でのレンタカー予約は必須だと痛感しました。
  2. 「何もしない贅沢」を味わうなら北部が最高 那覇周辺の賑やかさも魅力ですが、北部の魅力は「静寂」と「圧倒的な自然」です。ハイビス・リゾートのようなペンションを拠点に、地元の方と交流しながらゆったり過ごす時間は、何物にも代えがたい癒やしになります。
  3. 聖地・大石林山では「五感」を研ぎ澄ませて 美ら海水族館などの定番スポットも素晴らしいですが、北端の大石林山は、普段感じられない「気配」を感じる不思議な場所でした。スピリチュアルな体験に興味がある方は、ぜひ立ち寄ってみてください。

9年前の記録ではありますが、当時感じた空気感や人の温かさは、今も変わらず沖縄北部に流れているはずです。皆さんの沖縄旅が、私のような素敵な出会いに満ちたものになりますように!

旅の準備に!公式サイトリンク集

今回の記事でご紹介したスポットの最新情報は、こちらからチェックしてみてください。

コメント