秋の北海道を公共交通機関で回る!美瑛・富良野・大雪山3泊4日 「時刻表と失敗しない移動術」

旅ノート

3泊4日モデルルート!JRとバスで回る効率的な絶景ルート

限られた時間で効率的に回るため、JR、バス、そしてレンタサイクルを駆使しました。一人旅でも迷わず楽しめる、全行程はこちらです。

日程宿泊地主な行動使用した交通手段ノウハウ
1日目美瑛新千歳→札幌→富良野(ファーム富田)→美瑛飛行機、JR、バス地方へ向かう前に札幌を経由する方が、バスやJRの選択肢が多く便利です。
2日目旭川美瑛巡り(美馬牛駅レンタサイクル)→青い池→旭川JR、レンタサイクル、バス坂道が多い美瑛は電動アシスト付き自転車が必須。美瑛駅より美馬牛駅スタートが裏ワザ。
3日目旭川旭川→層雲峡(大雪山・黒岳)往復路線バス、ロープウェイ層雲峡までのバスは片道約2時間。体力を消耗するため、夜の予定は入れずすぐ休むのが吉。
4日目帰路旭川→札幌→新千歳空港へJR特急、快速エアポート最終日はJR特急で時間を節約。フライト時間に合わせ、乗り継ぎ時間を逆算しましょう。

この記事では2016年に私が美瑛、富良野、白金青い池、大雪山を公共交通機関を利用して3泊4日で旅をしたノウハウを解説します。

旅の期間:3泊4日(2016年9月下旬)

主な移動手段:路線バスとJR

主な旅の目的:夏とは違う秋の美瑛、富良野、大雪山の紅葉鑑賞

この記事のメリット:3泊4日という限られた時間で、バスやJRで効率的に乗り継ぎ観光する具体的な方法がわかります。

美瑛、富良野、白金青い池、大雪山を回る公共交通機関の選び方

富良野、美瑛、大雪山を回るためには、JRとバスの特徴、路線を理解し使い分けることが必要です。

JRを利用するメリット・デメリット

・メリット

 ・運航が比較的正確で計画が立てやすい。

 ・長距離移動は、バスより短時間で移動できる。

 ・場所によっては、駅の近くにレンタサイクルがあり、自転車で効率よく回れる。

・デメリット

 ・停車駅が限られており、主要駅から(富良野、美瑛など)観光地までの移動が多い。

 ・主要駅から観光地までの二次交通の手配(バス/タクシー)が別途必要になる。

路線バスを利用するメリット、デメリット

・メリット

 ・白金青い池や大雪山では、観光地の近くまでアクセスできる。

 ・移動中の車窓から、ゆっくり景色を楽しめる。

 ・デメリット

 ・本数が極端に少ないため、1本のがすと次の便まで数十分から数時間待つ可能性がある。

 ・JRに比べ移動に時間がかかる場合が多い。

1日目 新千歳から富良野、美瑛への移動のコツ

午前新千歳空港 → 札幌駅飛行機、JR地方へ向かう前に札幌を経由する方が、バスやJRの選択肢が多く便利です。
昼頃札幌駅 → 富良野駅バス札幌駅から地方へは圧倒的にバスの方が行き先も多く時間も比較的豊富にありました。
午後富良野駅 → ファーム富田JRこの区間はバスの本数が少ないため、JRの普通列車を利用しました。事前に時刻表確認は必須です。
夕方ファーム富田 → 美瑛駅JRファーム富田から美瑛駅までJRで移動し、宿にチェックイン。美瑛を拠点にすると効率的です

まずは拠点となる美瑛・富良野エリアへ。直行するよりも札幌を経由した方が、実は選択肢が広がります。

【当日の流れ】

  • 午前:新千歳空港 → 札幌駅(JR)
  • 昼頃:札幌駅 → 富良野駅(高速バス)
  • 午後:富良野駅 → ファーム富田(JR)
  • 夕方:ファーム富田 → 美瑛駅(JR)

💡失敗しない移動術

  • 札幌経由がスムーズ: 地方へ向かう前に札幌を経由する方が、バスやJRの選択肢が多く便利です。
  • バスとJRの使い分け: 札幌から富良野へはバスの方が本数も多くて便利でしたが、富良野エリア内の移動はバスが少ないため、JRの普通列車を組み合わせて移動しました。
秋のファーム富田

2日目 レンタサイクルで美瑛を回るノウハウ

午前美瑛駅周辺(パノラマロード、四季彩の丘、パッチワークの路)レンタサイクル(自転車)美瑛駅周辺は広く観光できるため、美瑛駅で自転車を借りてもいいと思います。
美馬牛駅レンタサイクル色彩の丘に行きたかったため、1つ前の美馬牛駅へいき、そこでレンタサイクルで移動しました。
周辺は坂も結構多いため、アシスト自転車をお勧めします。
また、秋の平日ということもあり、自転車を借りる方は少なかったですが、ハイシーズンや土日、また不安な方は予約をお勧めします。
昼頃美瑛駅 → 青い池路線バスバス時間は比較的少なめです。所要時間は約40分くらいです。
午後青い池 → 美瑛駅路線バス青い池はかなり山の方で周囲には何もありません。タクシーなど通る場所でもないため、バスを降りたら必ず帰りのバス時刻を確認することをお勧めします。時間帯にもよりますが、ゆっくり観光してちょうどいいくらいに帰りのバスはありました。
夕方美瑛駅 → 旭川駅JR
この区間は1本で旭川まで行けるため、JRを利用しました。また翌日、大雪山へ行く予定にしていたため、旭川を選んでいます。

美瑛の丘を巡るなら自転車が一番。ただし、効率を上げるための「スタート地点」選びが重要です。

【当日の流れ】

  • 午前:美馬牛駅(レンタサイクル)→ 四季彩の丘巡りなど
  • 昼頃:美瑛駅 → 白金青い池(路線バス)
  • 午後:白金青い池 → 美瑛駅(路線バス)
  • 夕方:美瑛駅 → 旭川駅(JR)

💡失敗しない移動術

  • 美馬牛駅スタートの裏ワザ: 人気の「四季彩の丘」を目指すなら、美瑛駅より一駅前の「美馬牛駅」で自転車を借りるのが近道です。坂道が多いため、電動アシスト付きは必須!
  • バス停で時刻を再確認: 青い池行きのバスは本数が限られています。到着したら必ず「帰りのバスの時間」を確認してから観光を楽しみましょう。
白金青い池、場所によって色の見え方が違いました。

3日目:往復5時間のバス移動!大雪山・黒岳紅葉の極意

早朝/午前旭川駅 → 層雲峡温泉路線バス大雪山へのバス移動は片道2時間以上かかります。9月下旬は山は紅葉の時期でバスは結構混みます。早めにバス停へ行くこ並ぶことを覚悟し早めにバス停へ行くことをお勧めします。
午前層雲峡温泉 → 黒岳ロープウェイ層雲峡から黒岳へはロープウェイを利用しました。五合目までいけます。
昼頃黒岳山頂付近(紅葉鑑賞)徒歩五合目付近を観光しました。まだ寒さはなくパーカー1枚でも大丈夫です。天候に左右されると思いますので、寒さ対策を少ししておくと安心です。紅葉鑑賞は30分から1時間程度です。
ロープウェイは当時で1950円です。
午後層雲峡温泉 → 旭川駅路線バス帰りのバスの最終便を逃さないよう、必ず事前に確認することを強くお勧めします。帰りのバスも混みますので、早めにバス停へ向かうことをお勧めします。
旭川駅付近徒歩駅近のホテルで2泊目。バスでの長距離移動で疲れるため、予定は詰め込みすぎないほうがいいです。

この日のメインは大雪山。移動距離が長いため、体力配分が成否を分けます。

【当日の流れ】

  • 早朝/午前:旭川駅 → 層雲峡温泉(路線バス)
  • 午前中:層雲峡温泉 → 黒岳ロープウェイ(五合目散策)
  • 午後:層雲峡温泉 → 旭川駅(路線バス)

💡失敗しない移動術

  • 早めの行動が鉄則: 片道約2時間の長旅です。紅葉シーズンはバスが非常に混み合い、並ぶこともあるため、始発に近い便を狙って早めにバス停へ向かいましょう。
  • 夕方以降の予定は空けておく: 往復5時間の移動と山歩きはかなり体力を削ります。私は帰着後、無理な予定を入れずすぐに休みましたが、これが翌日のためにも大正解でした。

黒岳五合目、リフトから降りてすぐの場所です

4日目:最終日はJR特急で札幌・新千歳へ戻る効率的な帰路

場所交通手段ノウハウ
旭川駅 → 札幌駅JR特急 (カムイ/ライラック)約1時間25分という短時間で移動できるため、最終日の時間節約に必須です。自由席は混む場合があるので、確実に座りたい場合は指定席を検討しましょう。
札幌駅 → 新千歳空港JR快速エアポート特急を降りたら、同じ札幌駅から快速エアポートに乗り継ぎます。空港アクセス特急のような乗り継ぎの良さが、最終日の時間管理の鍵となります。
新千歳空港飛行機札幌駅からの移動時間(約37分)を含め、フライトの2時間前には空港に到着できるよう、特急の時間を逆算して計画しましょう。

最終日はフライトに遅れないよう、スピードと確実性を重視します。

【当日の流れ】

  • 午前:旭川駅 → 札幌駅(JR特急)
  • 昼頃:札幌駅周辺(ランチ・お土産)
  • 午後:札幌駅 → 新千歳空港(快速エアポート)

💡失敗しない移動術

  • 特急で時間を買う: 最終日はJR特急(カムイやライラック)で移動時間を短縮。確実に座ってゆっくりしたい場合は、指定席を検討するのもアリです。
  • 逆算して計画を: 札幌駅から空港までは約40分。フライトの2時間前には空港に着けるよう、特急の時間を決めておくと安心です。

3泊4日の旅でかかる費用の目安

・宿泊+交通費:約49000円

・お土産や食費、ロープウェイ、レンタサイクル:約35700円

合計金額:約85000円

北海道を公共交通機関で巡る旅は実現可能!

今回ご紹介した3泊4日のモデルルートは、約9年前にJRとバス、そしてレンタサイクルを組み合わせることで、レンタカーなしでも北海道の主要な絶景を効率よく、かつ深く楽しめました。

特に美瑛の坂道対策(アシスト自転車)や、旭川からの大雪山アクセス(往復バス)のノウハウは、公共交通機関を利用する旅の成否を分ける重要なポイントです。この情報があれば、誰もが同じようにスムーズで充実した旅ができるでしょう。

ただし、本情報は9年前の旅の体験に基づいています。交通手段のダイヤや料金は変更になっている可能性が非常に高いため、この記事を参考に必ず最新の時刻表と費用をチェック、万全な準備で臨んでください。

旅の準備に!最新の時刻表・公式サイトリンク集

この旅ノートの内容は私の体験に基づいたものですが、公共交通機関のダイヤや料金は年々変わります。「せっかく行ったのにバスがない!」という失敗を防ぐため、出発前に必ず以下の公式サイトで最新情報をチェックしてください。

この秋、あなたもJRとバスで巡る北海道の絶景の旅に、一歩踏み出してみてください!

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