SNSか何かのおすすめで、喜多川泰さんの『運転者』をみた。ずっと気になっていて、最近その本を読んでみた。
この本は主人公が窮地に追い込まれていく様子から始まる物語。そこに1台タクシーが止まり乗り込んでいく。ざっくりだが、そんな感じで話は始まっていく。
そのタクシーの運転手は、ただの運転手ではなく、運命の案内人。
乗客の“運”の流れを見極めてか、必要な気づきを与えてくれる存在の人。
最初は、ちょっと現実離れした設定だなとか思って読んでいた。
でも、読み進めるうちに「これって、誰にでも一度は当てはまるようなリアルな感じ」と思った。主人公の運がついてなく、悩みや不安が徐々に大きくなっていく様子とか、あせりとか。
話が進んでいく中で印象的だったのは、「運は偶然に降ってくるものではなく、日々の選択や行動の積み重ねで育てるもの」という考え方。運はある・なしではないということ。目から鱗👀!!
人は、いつでも変わることができる。この本はそんな考え方を伝えてくれた。
そして、「運」は、誰かに与えられるものではなく、自分の内側から湧き出していくものなのだとタクシー運転手は教えてくれる。
そして生命、運命、運は巡り巡っていくと・・・。
読み終えた後、ちょっとだけ頑張ろうと思えた😊
もちろんまだ何も変わってはいないけれど、日々の選択を少しずつ丁寧にしよう、人との関わりをもう少し大切にしよう、そんな気持ちになった。
袖すり合うも他生の縁、とはよく言ったもの。そんな言葉が浮かんだ。本当にそうなのかもしれない✨
誰しもが一度は経験し思うであろう人生の停滞する時期、何をしても上手くいかない時期。そんな時は、この本を思い出すと心が軽くなるかもね😉
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